13日ぶりにスタートした食事は流動食、重湯でした。
腸が機能し、お通じとして毎日排出されるかどうか、痛みはないか、
嘔吐はないか、逐一チェックしながらの食事。
重湯を中心にポタージュスープと具のない味噌汁とジュース、
という感じで、3~4品が毎回ローテーションされました。

ただ、さすがに液体食は全部飲みきれませんでしたねー。
重湯を完食すると、今度はポタージュが飲めなくなり、
ポタージュを飲めば、重湯を半分残してしまう。
こんな感じで流動食が数日続き、レントゲンで超の異常が
ないことを確認してから食事内容はグレードアップしてゆきました。
以下、写真を掲載しますので参考になさってみてください。
2010年9月28日(火)夕食(1日1400キロカロリー食)
三分粥200グラム
八宝菜風(豆腐)
カブの煮物
ほうれん草のお浸し(クタクタになるまで加熱したもの)
梅干し
みかんゼリー
アップルジュース

2010年9月29日(水)昼食(1日1600キロカロリー食)
五分粥270グラム
鶏ささみの葛煮(あんかけは細切にした人参やいんげん等)
茹でナス(皮を剥いたもの)
山芋の田楽
梅干し
すまし汁(具は麩のみ)

↓これが五分粥。米粒は確認できますが、まだ全体的に水っぽいです。

2010年10月2日(水)夕食(1日1600キロカロリー食)
全粥270グラム
鶏もも肉の西京焼き
豚バラ肉と大根の炒り煮(バラ肉は脂肪分が多く、腸に負担をかけるので残しました)
ほうれん草のお浸し
きゅうりの即席漬け(腸閉塞患者は、キュウリを少量しか食べられません)

2010年10月3日(水)昼食(1日1600キロカロリー食)退院直前の食事。
全粥270グラム
さわらのムニエル
小松菜の煮浸し
なめこおろし(キノコ類は食べられないので、なめこは残しました)
ナスの生姜醤油和え
すまし汁(具は椎茸とかいわれ大根、どちらも食べられないので残しました)

↓これが全粥。米粒がハッキリ判り、重みがあります。

全粥に入ってから、おかずは普通食と同じになりましたが、
食べられない料理も多かったので困りましたねー。
でも、この病院食を通じて、何がOK食材なのかNG食材なのかを
学ばせていただく、良い機会となりました。
次回は、退院後の低残渣食をご紹介いたします。
↓開腹手術を受けた患者さんにお薦めします
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