ワタクシ的茶碗三杯・アラカルト

食と心のつながりについて描く、イラストエッセイBLOG

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初めての方は 
●日の丸一家の家計簿(2009年8月23日付)
●日の丸一家のご近所さん(2009年8月24日付)
●日の丸一家の借金の中身(2009年8月25日付)
を最初にご覧ください。

◎ 当記事をお読みになる方へ ◎
当方は、政治経済の専門家ではございません。
単なる一般市民です。
批判や中傷、議論をする意志もございません。
最終的なご判断は読まれた方にお任せさせて戴きます。
共感した部分だけ受け取って戴ければ幸いです。

===著作権法により引用開始===

さて、「通貨を刷る」という表現が出てきたので、ここで具体的な
日本円増刷プロセスについて説明しておこう。すなわち、キャッシュ
フローを生み出すとは、具体的に何を意味しているかについてだ。

通貨を刷るといっても、別に日本政府が輪転機を回し、印刷した
紙幣で財政支出をするわけではない。(「政府紙幣」というソリュー
ションもあるにはあるが、一般的ではないので、ここでは触れない)。

実際に通貨を刷る(この場合、正しくは「銀行券」を刷る」)のは、
政府ではなくて、中央銀行である。
日本でいえば、もちろん日本銀行だ。

石橋の銀さん

日本銀行法第1条・第2条により、日本銀行の目的と理念は
以下の通り定められている。

■銀行券を発行する。
■物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資する。
■銀行その他の金融機関の間で行われる資金決算の円滑の確保を
  図り、もって信用秩序の維持に資する。


日本銀行は日本国内で唯一銀行券(1万円などの、いわゆる紙幣)を
発行することができる機関である。
日本国内の様々な決済を可能にしている。
日本銀行券という紙幣なしでは、日本国民の日々の取引に関する
決済が、事実上不可能になってしまうわけだ。

お金の種類

先述の「通貨を刷る」とは、日本政府が財政支出のために発行した
国債を、日本銀行が紙幣を刷り、市場から買い取ってしまうこと

意味している。

一口に「国債を買い取る」といっても、現実には幾つかの「段階」と
いうものが存在している。

■第1段階:公開市場操作による買いオペレーション。
 中央銀行は「通常業務」として、金融市場から国債を買い取り、
 マネーサプライ(注・市場に流通している通貨の量。通貨供給量)や
 金利の調整を行っている。

■第2段階:金利調整の枠を超え、政府の大規模景気対策を可能と
 するために、中央銀行が大量に国債を買い取る。
 この段階から「プリンティングマネー」(注・政府紙幣)という言葉が
 ふさわしくなる。ちなみに、アメリカ及びイギリスでは、2009年春の
 時点ですでに第2段階に至っている。

■第3段階:直接的な国債引き受け。すなわち、政府が発行する国債に
  ついて、金融市場を介さず、中央銀行が直接買い取るのである。
  まさしく、政府の財政支出に必要な資金を、中央銀行が「刷って」
  ダイレクトに提供する究極のオペレーションだ。
  日本の場合は、日銀の国債直接引き受けについては、事前に国会
  決議が必要である。

お金を刷る権利
日銀の国債買い取り
2009年4月時点では、日銀は月に1.8兆円の買い取り枠を設定し、
金融市場から国債を実際に買っていた。
景気対策として日本政府が国債を大量に発行すると、さすがに長期金利が
少しずつ上昇していくことになる。
日銀は国債を買い取ることで、市場の長期金利が急騰しないよう、調整を
行っているわけだ。

月に1.8兆円ということは、
1年間に21.6兆円の日本国債を買い取る計算になる。

個人的には、もはや日銀は第2段階に至ったと考えてもかまわないような
気がする。だが、日銀は今のところ「あくまで金利調整が目的」との姿勢を
崩してはいない。

銀さんたら

すでに第2段階に明確に足を踏み入れたアメリカでは、FRB(注・連邦準備
制度理事会、アメリカの中央銀行)が半年間で3000億ドルの長期アメリカ
国債を買い取ると発表している、また、イギリスも、イングランド銀行が
1500億ポンドの国債買い取り枠を発表した。

ここで強調したいのは、直接的な国債引受はともかく、金融市場経由で
中央銀行が国債を買い取るのは、別に特別でも何でもない通常
業務である
という点だ。
また、第1段階と第2段階のボーダーラインがどこかと聞かれた場合、
その判断は極めて難しい。

心配ご無用

景気が過熱しているならともかく、バブル崩壊により経済が収縮
していってる現状では、政府の財政支出拡大以外にもGDP
(注・国内総生産)
を下支えする手段はない。

むしろ今は…

第二章でも見た通り、

もしも政府が支出を増やさなければ、

企業と家計の負債減少分だけ

GDPが激減する羽目に陥る。


↓さらに強調してみる
むしろ今は…

どこかの国の国民であっても、そんな事態は願い下げだろう。

↓さらにさらに、強調してみる(笑)
むしろ今は…

(中略)
日銀の国債買い取りとは、要するに中央銀行が印刷した紙幣と
市場の国債を交換する行為
だ。

日銀は金融市場の国債を買い取り、代わりに自らが印刷した通貨を
市場に供給していくことになる。すなわち「金融緩和」を
継続的に推進していくわけで、現在のように世界的に景気が冷え込んだ
状況では、極めて望ましい施策といえる。


日銀と政府

引用元:書籍「ジパング再来」三橋貴明(講談社)P123~127より



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===著作権法により引用終了===
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