ワタクシ的茶碗三杯・アラカルト

食と心のつながりについて描く、イラストエッセイBLOG

「海のエジプト展」を観に行きました。

●海のエジプト展

1990年代にフランス海洋考古学研究者、欧州海洋
考古学研究所所長フランク・ゴディオ氏により
発見された、古代アレクサンドリアの海中遺跡。
「海のエジプト展」として世界中を巡回展示、
現在、パシフィコ横浜で展示されています。

海エプいろいろ

古代アレクサンドリアは、女王クレオパトラ(クレオパトラ7世)が
愛した街。「学問のコスモポリス」とも呼ばれています。

主な施設は王立図書館と、付属された国際学術研究所
(ムーセイオン)。蔵書は当時としては世界最大で、
約70万冊あったとも伝えられています。

姉妹図書館がいくつも併設され、世界中から有能な科学者や
文学者が集まり、数学や幾何学、医学、天文学、占星術などが
研究され、最先端の情報が発信されました。
大天才アルキメデスも、この街と関わりがあったんですね~。
他にもホテルや、植物園や動物園などが併設され、大変賑わった
港町だったそうです。

テレビもインターネットもなかった時代、人々は本に刺激を
求めました(と云っても紙がない時代なので、パピルスや
粘土板が主流でしたが)。
女王クレオパトラもまた本を愛し、その知性を磨くために、
古代アレクサンドリア王立図書館で一生懸命勉強した
と伝えられています。

余談ですが、古代世界七不思議の一つである「ファロス大灯台」も
また、古代アレクサンドリアにありました。
世界最初の超高層ビルとして大変有名なので、ご存知の方も
多いと思います。大地震で崩れるまでは約900年近くも
灯台として現役で可動していた、と云いますから驚きです。

●古代アレクサンドリア探訪 学問のコスモポリス
●ファロス大灯台

古文書の中でしか語られなかった世界が、水中遺跡発見と
同時に、真実となりました。古代文明にロマンを感じるワタシと
しましては、見逃せないイベントで~~~す!
まず驚いたのは、遺跡点数の多さ!
巨大な石像から庶民の日常品まで含めて全部で490点
あるそうなんですが、たっぷり4時間近くもかかって
しまいました~。見応えがあり過ぎて、ワタシも途中から
腰が痛くなっちゃいましたよ(笑)。会場ではところどころ
ベンチが置かれているんで、休みながら鑑賞されることを
オススメいたします~。

さて、ワタシ的オススメは「ネクタネポ1世のステラ(石碑)」です。
ヒエログリフが彫られた石碑なんですが~

ヒエログリフの美しさに

鳥肌が立ちました!


まさに奇跡!としか書きようがないのですが、この石碑は
ヒエログリフが彫られた面が砂にうつ伏せになった状態で
2000年もの間、水中に沈んでいたとのこと。
そのためほとんど損傷がなく、完全な形で引き上げられました。
絵とは違い、一発勝負で石に彫る作業。
鳥の文字の表情も、翼の一枚一枚もはっきり分かるし、
指先の細やかさも分かる。当時としては、王の伝達手段としての
重要な役割もありましたが、個人的にはアートだな~と感じました。

また映像やウェブ、印刷物では分かりずらいのですが
現物の石が持つ迫力にも圧倒されました。
加工された石がキラキラ光っていたり、滑らかに削られた
フォルムが美しかったり、スフィンクスのお尻がセクシーだったり。
現物を観ないと伝わりにくい魅力だと思います。

続いて、会場では発掘現場でどういう作業が行われて
いたのかを紹介する、さしずめ「海のエジプト展
プロジェクトX」のような内容のビデオが随時紹介
されていました。
水中考古学者やダイバー、クレーン車のドライバー、
発掘された遺跡を塩抜きして修復する職人、
ヒエログリフを解読する専門家…
本当に数えきれないほどの多くの人々が、神殿に
飾られていた巨大な石像も、庶民の日常品も同じように
大事に扱い、丁寧に発掘している姿に胸を打たれました。
彼らの働く姿が感動的でした。

日本でもすっかり有名になった、ザヒ・ハワス博士ですが
今回の展示会にメッセージを寄せています。
本当にこの仕事を愛していて、熱意があり、古代エジプトに
対しても敬意を払っていて、人柄の良さを感じました。
そういう意味で、彼は選ばれた人なのかもしれませんね~。

古代エジプトの香りを体験できるコーナーもあるのですが
これも楽しかったです。クレオパトラをイメージした香水や
幻のスパイスと呼ばれる品もあるので一度体験してみてください~。

これからおそらく、古代アレクサンドリアにあると云われている
クレオパトラの墓や、その他遺跡の発見も時間の問題だろう
と思いました。楽しみがまた増えるので嬉しいですね♪

会場では、海洋堂のフィギュアが販売されていましたよ。
王妃像のフィギュアが出てきました~~~
王妃像フィギュア

これから観に行かれる方は、事前に腹ごなしをして、
トイレも済ませてからの方が宜しいかと思います。
音声ガイドもあればカンペキですね。
気合を入れてどうぞ!
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