ワタクシ的茶碗三杯・アラカルト

食と心のつながりについて描く、イラストエッセイBLOG

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映画「THE有頂天ホテル」を観てきました。



===著作権法により引用開始===

【あらすじ】
年が明ける2時間前。
物語の舞台、高級ホテル「ホテルアバンティ」では、
カウントダウンパーティーの準備をしていた。
アバンティの副支配人である新堂平吉(役所光司)は
何とか今日、大晦日を無事に終えたいと願っていた。
それなのになぜか総支配人(伊藤四郎)は行方知れずに。
そして、ホテルにはワケありの人物たちが続々と集結。
スキャンダルから身を隠す汚職議員(佐藤浩市)、
汚職議員の元愛人だったシングルマザーの客室係(松たか子)、
ミュージシャンの夢破れたベルボーイ(香取慎吾)、
自殺願望をもつ大物演歌歌手(西田敏行)、
愛人に会いに来た会社社長(津川雅彦)、
ホテルに出没する高級コールガール(篠原涼子)…
新堂の願いもむなしく、トラブルばかりが発生していく。
おまけに新堂の別れた妻・堀田由美(原田美枝子)ともバッタリ
遭遇し、事態は思わぬ方向へ…。

===著作権法により引用終了===
一言で語れば、映画という形式を借りた、
「舞台劇」という印象を受けました。
緻密に設計されたパズル的な脚本により、様々な
人間模様がノンストップで同時進行してゆきます。
密度は非常に濃いですね。

もう二度とこの顔触れでは集まらないだろう、と
言われる豪華俳優陣23名。登場人物すべてが主人公。
オールキャストにありがちな、画面の隅っこに
ちょこっと映って終わり、ということはなく、
それぞれのキャラクターのそれぞれの人生が描かれ、
均等にスポットライトが当てられていました。

ただ、ストーリーがちょっと多過ぎる感があるので、
さらりとまとまってはいるものの、もう少し絞っても
良かったかな、と思います。
特定の俳優ファンには、やや物足りなさもあるかも
しれません。

好きなキャラクターは人それぞれだと思います。
ワタシは筆耕部に勤務する右近(オダギリジョー)が
好きですね。

ホテル内にある文字(披露宴の「○○家・○○家
披露宴会場」等)をすべて手作業で執筆する
「筆耕部」という部署が存在することは、
今回、初めて知りました。「筆耕部」の生み出す
文字の出来映えによってホテルの印象をも左右する、
地味ながらも重要なセクション。なかなか良い味を
出していました。それから、特殊メイクにより
今回のオダジョーはこのようなオデコ広々な髪型に
なったのですが、あまりにも変わり過ぎていて、
最初はどこに彼がいるのかすら分かりませんでした(笑)。

また、監督自身も語っていますが、彼はいわゆる
映画的な撮影が出来ないとのこと。
「ワンシーンワンカット」という長回しの
カメラワークが中心になるのですが、声がする方向に
カメラがパパッと動くので、視線があちこちに移動する。
舞台を見慣れている人は大丈夫だと思いますが、
「切り取って与えられた画を漠然と観る」のではなく、
「観たい画を自分で探して観る」作業が必要です。

一度の画面でたくさんの人々が登場しますが
存在感を放つベテラン俳優たちの力量はさすがだなあ~と
思いました。

また、この作品は、登場人物が非常に多いので
事前に人物相関図を確認しておくと、より物語が
頭に入りやすいと思います。

大晦日は、年末の慌ただしさの中で
「やり残したことある」という想いと
「来年になれば良いことがある」という想いを
強く感じられる特別な一日。
この映画は公開時期が遅かったので、年末に
リアルタイムで観られたら、気分がもう少し
盛り上がったかもしれませんねえ。

「あっ!」と驚くようなトリックはなく、
「げらげら」と大笑いすることもなく、
「クスッ」と笑える小ネタが随所にちりばめて
ありました。

肩の力を抜いて、気楽に「人間喜劇」
(人間模様を描いた喜劇)を楽しめる作品です。
期待し過ぎない程度にどうぞ。



 
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