ワタクシ的茶碗三杯・アラカルト

食と心のつながりについて描く、イラストエッセイBLOG

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映画「ゲド戦記」を観ました。

1968年から2001年にかけて執筆された
世界三大ファンタジー(指輪物語、ナルニア国
ものがたり、ゲド戦記)です。
「ゲド戦記」は1~6巻まで。
架空の世界アースシーを舞台に、魔法使いゲドの
一生を描く壮大な物語として世界中に根強いファンが
おります。原作はアーシュラ・K・ル=グウィン
1929年生まれの米作家で「SF界の女王」と呼ばれて
います。

===著作権法により引用開始===

■あらすじ■
竜が人間の住む世界に現れて共食いを始めるなど、
異変が起こりはじめた多島海世界“アースシー”。
異変の原因を探るべく旅に出た大賢者ゲド(真の名)こと
ハイタカ(通り名)は、その途中で父王を刺して
国を飛び出してきたエンラッドの王子・アレンと出会った。
2人はともに旅を続け、ハイタカの昔なじみ・テナーの
家へ身を寄せる。
しかしテナーと共に住んでいた少女・テルー(竜族の娘
原作では、元は巫女)は、心に闇を持ち自暴自棄と
なるアレンを嫌悪するのだった…。

■真(まこと)の名前について■
アースシーは森羅万象に「真(まこと)の名前」が存在し、
人や生きもの、物などに魔法をかける場合、真の名を
知らなければできない。
「真の名」を知る者はその生命を支配することができる。
人は己の「真の名」を知られぬよう「通り名」で呼び合い
信頼できる人物にのみ「真(まこと)の名前」を明かす。
従って、劇中では「ゲド」「ハイタカ」と両方の呼び名が
出てきますが、同一人物ですので混乱なきよう。

■ゲド戦記における魔法について■
…魔法使いのしわざは、その宇宙の 均衡(きんこう) を
ゆるがすことにもなるんじゃ。
危険なことじゃ。
恐ろしいことじゃ。
わしらはまず何事もよく知らねばならん。
あかりをともすことは、闇を生みだすことにもなるんでな。

幼い頃のゲドは師匠から魔法について、魔法使いについて
心得を教えられます。
魔法はむやみに使って良いものではない、ということを。

===著作権法により引用終了===
う~~~~~ん
正直、消化不良でした…。
いわゆる「映画としての魅せどころ」が少なすぎましたね。

●登場人物すべてに均等にスポットライトが当たって
 しまった(誰が主人公なのか、あやふやにしてしまう)
●映像に、これといった斬新な手法が出てこなかった
 (既に観たことがある手法ばかり)
●声優陣の声の演技が迫力不足
 (台本を棒読みしているような印象が…)
●過去にゲドが何をしてきたか、掘り下げる場面を
 セリフに頼ってしまった
 (原作を知らない人にとってはちんぷんかんぷん
  なのでは…)

ワタシは原作ファンで、それなりにイメージを
膨らませながら読んでいたんですよ。
数珠の名言や苦悩する主人公、重厚感のある世界観…

ワタシは

ファンタジーは哲学

だと思ってますから。

でも、映画化した場合、原作を知らない観客にも
それなりに分かるように作るのが監督の力量ですよね。
結果的に原作を知らない人々に、どれだけ「ゲド戦記」の
魅力が伝わったのか疑問ですね~。

今回の映画は、第3巻「さいはての島へ」(ゲドが主役の
巻ではありません)がメインなのですが、原作ファンと
しては、第1巻「影との戦い」から映画化してほしかったなあ。
それも、やっぱり宮崎駿監督に!!!
たぶん切り口が全然違うところから入るでしょうね。

「宮崎吾郎らしさ」を期待していたのですが
結果的に「印象が薄~~~い映画」になってしまったのが
非常に残念でした。

今回の声優陣で、最もハマっていたのは
ゲドの敵となる魔法使い・クモ役の田中裕子さんでした。
あの声は不気味で、とっても良かったです。
あとは、予告にも使われている手嶌葵の歌でしょうか。
歌は素晴らしいと思いました。
でも、あの声は気性の激しい性格のテナー役には
ちょいと向かないのでは…。オイラ的には落ち着き過ぎ
ちゃいましたから(笑)。

憶測ですが、宮崎吾郎氏があえて第3巻にこだわったのは
偉大な父に反発する王子アレンの姿を、自分自身に
重ねたのではないか、とも感じました。 
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